2012.04.06 Friday
ゆったり里山体験、福島の子供たち
福島の子供たちにたくさん遊んでもらおうと
「 ゆったり里山体験@篠原の里」という企画が神奈川県の藤野でやっています。
今回で3回目という事。
ちびっとだけお手伝いしてきた。
詳しくは↓をご覧ください。
しのばらんど
私は途中からのお手伝いだったのだけど
お母さんたちとお話しができました。
(うまくまとめられなかったので読みづらいかも。。申し訳ないけどご容赦下さい。)
その日のお手伝いが終わって、ずばりビール飲みたいななんて思っていたのだけど
ボランティアの学生とお母さんたちがお茶をしているだけで
酒盛りしている様子はなく。
うーん、飲みづらいなとか思っていたらお母さんの一人が
水筒を差し出しながら「飲みませんか?」と。
お茶かと思いきや
「あ、これ中に焼酎入ってるんです。もってきたの。嫌いでなければ。」とな。
水筒に焼酎!
いいでないですか、いいでないですか。
と仲間に入れてもらった。
お酒を持参してくるなんて
福島の女性はお酒いける口なんだな。
まずうれしく思う。
いろんな話しをしましたが、
福島の現状についての話しをピックアップ、以下。
--
経済は普通に回っている。
不安な状況は変わらないけど、
少しずつ楽しい事、明るくなる事に目を向けて
放射能に負けるもんか、と生活しています。
放射能に関しては、気にしている人、気にしない人の温度差が激しく、
何が正しいのか、どうすればいいのか、どうしていくのかの判断は人それぞれ。
それが溝を生む事もあれば、繋がりを強める事もある。
【食べ物】
スーパーでは県外産の野菜も多くなってきた。
以前は県内産が多く、子供のいる家庭は宅配野菜を購入して
いるとことが多かった。
最近福島県産の野菜でも検査済みND(未検出)のものが
増えてきた。けれど全品検査でない以上、子供に食べさせていいのか不安。
検体はNDでも、同じ畑であっても、数値が高い野菜があるかもしれない。
そう思うと福島県産の野菜は買う事をためらう。
福島県産の野菜をみると、私たちが買わなくて誰が買うのかと
胸が痛くなる。だから検査体制を強化し、全品検査までやって
福島県産でも安全だとちゃんと言える状態にして欲しい。
【除染について】
やっと学校や一部通学路、公園といった子供が関わるところの除染が終わった。
けれどそれまでに1年かかっているんです、1年!
それまでは子供を遊ばせたくても遊ばせられなかった。
家の中でぐずる子供を相手にどうする事もできなかった。
毎日学校まで車で送り迎えした。
以前は毎日歩いていたので、
車通学が続いて子供の体力が下がってきたのがわかった。
歩かせていいのかとても迷ったが歩かせる様にした。
このまま体力が下がってゆくのも心配だったから。
でも常に葛藤している状態。
避難した方がいいのかどうなのか、
今でも悩んでいる。
将来子供たちに「ナゼ避難してくれなかったの?」と言われたらと思うと
ほんとうに辛い。
けれど現状福島で生きていくと決めたから、
福島でできる事をやっていくしかない。
だからこういう企画はとても有難い。
県外にこんな風に福島を気にかけてくださっている方がいると
知れただけで本当に心強い。
ただ何も返せないのが心苦しい。
福島に来てくださいと言いたい。
福島のおいしい野菜や米を食べてもらいたい。
それができない。
何かしてもらっても、今の福島には返せるものがない。
それが辛い。
--
お返しができない、という事を気に留めるその気持ちはよくわかった。
誰だって何かしてもらったら、何かしたくなる。
そんな当たり前にためらいが生じる。
福島の人たちが悪い訳ではないのに、県外の人と関わるときに
何か後ろめたさの様な気持ちがわいてしまう。
子供たちを遊ばせながら、常にこれでいいのかと問わねばならない。
それがどれだけ苦しい事かと思う。
私は子供がいないし、福島に住んでもいないから
想像しかできない。そしてそんな想像は足元にも及ばないと思う。
けれどお母さんたちは明るかった。
お酒を飲みながら、他愛の無い話もたくさんした。
こういう時間は必要なのよ!って笑う。
そうだよね、そうだ。
最後の日のお別れ会での、ほんとうにぶっとんだお母さんたちの
パフォーマンスにお腹が痛くなるまで笑った。
(写真がなくて残念ですが、本当にすごかったのだ!!)
最高の息抜きができた、と言って下さった。
一生の思い出ですとも言って下さった。
またきます、いつか福島にも来てください。
がんばって除染しますから。
いつか来てもらえるように私たちがんばりますから。
お母さんたちは笑いながらそう言うのだけど。
なんと言えばいいのか分からなかった。
頑張って除染しますからって、福島の人に言わせていいのか。
だからと言って私に何か案がある分けでもなく。
いったいなんでこんな事になってるんだと憤り途方にくれてしまう。
もう十分頑張っている人たちが、更に頑張るという。
明るい顔でそう言うのだ。
だから、間違っているって思う。
原発はやっぱりあってはいけない。
事故の事を、福島の人たちが未だに辛い状況でいる事を
絶対に忘れてはいけない。
大変申し訳ないが、今の私にはそれしかできない。
最後の最後で
「また飲もうね!」
と言われて肩をたたかれた。
それには「もちろん!」って答えた。
それ以外には私はきちんと答える事ができなかった。
それがとっても悔しかった。
里山体験。
子供たちは藤野の子達とすぐに仲良くなったみたいでずーっと遊んでいた。
子供のエネルギーってほんとにすごい。
ボランティアの大学生も元気だ。子供とたくさん遊んでくれた。
食事はなるべく放射性物質の心配がないものを使い、
免疫力が上がる様に、少しでも力になる様にと考えられていた。
たくさん唄って踊って笑った。
ただ里山でゆっくりというのではなく、
いろいろと藤野らしさ!が入ってて、それがとても楽しかったみたい。
応募多数でなかなか希望者全員というわけにはいかない現状だけれど
全国にもっとこういう輪が広がっていけばいいなと思う。

4日目の夕食
おからの肉団子に鮭ちらし寿司
大好評でしたー。
みんなおかわりしてた。

6日の朝ごはん
じゃがいもときびのふかしモッチレラチーズがけとサラダ
モッチレラチーズはモチを使ったチーズもどき。
めちゃんこうまかった。
毎朝ついていた豆乳のヨーグルトも
クセなんてまったくなくとてもおいしかった。
乳製品は悩みどころの為、お母さんたちも作りたいっていっていた。

5日目の夕食は手作りうどん
みんなで踏んで生地から作った。
藤野のおばあちゃんたちが作り方を教えてくれて。
もちろんとってもおいしかった!!

ソーラーパネルでシャボン玉
藤野電力さんから。
ソーラーパネルの発電によりシャボン玉が出てくる仕組み。
いろんな工夫で楽しい事発見。
東電の電気なくてもいろいろできるんだぜ。

遊ぶ子供たち
子供が遊んでいる姿をみると
だから平和がいいのだって思います。
最後に。
藤野自体も汚染がないわけではありません。
本当なら地元の野菜、野草をふんだんに使った料理を
提供したかったとみんな思っています。
特に藤野は野草が芽吹きだした頃で、本当だったら、
と思わずにはいられませんでした。
藤野の野菜・野草の数値はわかりませんが、
今回はなるべく放射性物質がないものをという事でやめたのだと思います。
福島のお母さんたちも近所のびわの葉や野草取りが
できなくなってしまった事もとても悲しい事だと言っていました。
身近にあったささやかな楽しみや自然との繋がりも絶たれてしまう。
とてもつらい事です。
福島のお母さんが言っていました。
それでも楽しい事があるって事にやっと目を向けられる様になってきた。
厳しい状況には変わりが無いけれど
1年経ってやっとそう言える様になったと。
忘れないで考えていこう。
そして時には子供の様にはっちゃけて笑おう。
そのエネルギーが繋がってゆく事を信じて。
お手伝いに行ったけど
私の方がたくさんいろんなものをもらった気がする。
そんな藤野の里山体験なのでした。
「 ゆったり里山体験@篠原の里」という企画が神奈川県の藤野でやっています。
今回で3回目という事。
ちびっとだけお手伝いしてきた。
詳しくは↓をご覧ください。
しのばらんど
私は途中からのお手伝いだったのだけど
お母さんたちとお話しができました。
(うまくまとめられなかったので読みづらいかも。。申し訳ないけどご容赦下さい。)
その日のお手伝いが終わって、ずばりビール飲みたいななんて思っていたのだけど
ボランティアの学生とお母さんたちがお茶をしているだけで
酒盛りしている様子はなく。
うーん、飲みづらいなとか思っていたらお母さんの一人が
水筒を差し出しながら「飲みませんか?」と。
お茶かと思いきや
「あ、これ中に焼酎入ってるんです。もってきたの。嫌いでなければ。」とな。
水筒に焼酎!
いいでないですか、いいでないですか。
と仲間に入れてもらった。
お酒を持参してくるなんて
福島の女性はお酒いける口なんだな。
まずうれしく思う。
いろんな話しをしましたが、
福島の現状についての話しをピックアップ、以下。
--
経済は普通に回っている。
不安な状況は変わらないけど、
少しずつ楽しい事、明るくなる事に目を向けて
放射能に負けるもんか、と生活しています。
放射能に関しては、気にしている人、気にしない人の温度差が激しく、
何が正しいのか、どうすればいいのか、どうしていくのかの判断は人それぞれ。
それが溝を生む事もあれば、繋がりを強める事もある。
【食べ物】
スーパーでは県外産の野菜も多くなってきた。
以前は県内産が多く、子供のいる家庭は宅配野菜を購入して
いるとことが多かった。
最近福島県産の野菜でも検査済みND(未検出)のものが
増えてきた。けれど全品検査でない以上、子供に食べさせていいのか不安。
検体はNDでも、同じ畑であっても、数値が高い野菜があるかもしれない。
そう思うと福島県産の野菜は買う事をためらう。
福島県産の野菜をみると、私たちが買わなくて誰が買うのかと
胸が痛くなる。だから検査体制を強化し、全品検査までやって
福島県産でも安全だとちゃんと言える状態にして欲しい。
【除染について】
やっと学校や一部通学路、公園といった子供が関わるところの除染が終わった。
けれどそれまでに1年かかっているんです、1年!
それまでは子供を遊ばせたくても遊ばせられなかった。
家の中でぐずる子供を相手にどうする事もできなかった。
毎日学校まで車で送り迎えした。
以前は毎日歩いていたので、
車通学が続いて子供の体力が下がってきたのがわかった。
歩かせていいのかとても迷ったが歩かせる様にした。
このまま体力が下がってゆくのも心配だったから。
でも常に葛藤している状態。
避難した方がいいのかどうなのか、
今でも悩んでいる。
将来子供たちに「ナゼ避難してくれなかったの?」と言われたらと思うと
ほんとうに辛い。
けれど現状福島で生きていくと決めたから、
福島でできる事をやっていくしかない。
だからこういう企画はとても有難い。
県外にこんな風に福島を気にかけてくださっている方がいると
知れただけで本当に心強い。
ただ何も返せないのが心苦しい。
福島に来てくださいと言いたい。
福島のおいしい野菜や米を食べてもらいたい。
それができない。
何かしてもらっても、今の福島には返せるものがない。
それが辛い。
--
お返しができない、という事を気に留めるその気持ちはよくわかった。
誰だって何かしてもらったら、何かしたくなる。
そんな当たり前にためらいが生じる。
福島の人たちが悪い訳ではないのに、県外の人と関わるときに
何か後ろめたさの様な気持ちがわいてしまう。
子供たちを遊ばせながら、常にこれでいいのかと問わねばならない。
それがどれだけ苦しい事かと思う。
私は子供がいないし、福島に住んでもいないから
想像しかできない。そしてそんな想像は足元にも及ばないと思う。
けれどお母さんたちは明るかった。
お酒を飲みながら、他愛の無い話もたくさんした。
こういう時間は必要なのよ!って笑う。
そうだよね、そうだ。
最後の日のお別れ会での、ほんとうにぶっとんだお母さんたちの
パフォーマンスにお腹が痛くなるまで笑った。
(写真がなくて残念ですが、本当にすごかったのだ!!)
最高の息抜きができた、と言って下さった。
一生の思い出ですとも言って下さった。
またきます、いつか福島にも来てください。
がんばって除染しますから。
いつか来てもらえるように私たちがんばりますから。
お母さんたちは笑いながらそう言うのだけど。
なんと言えばいいのか分からなかった。
頑張って除染しますからって、福島の人に言わせていいのか。
だからと言って私に何か案がある分けでもなく。
いったいなんでこんな事になってるんだと憤り途方にくれてしまう。
もう十分頑張っている人たちが、更に頑張るという。
明るい顔でそう言うのだ。
だから、間違っているって思う。
原発はやっぱりあってはいけない。
事故の事を、福島の人たちが未だに辛い状況でいる事を
絶対に忘れてはいけない。
大変申し訳ないが、今の私にはそれしかできない。
最後の最後で
「また飲もうね!」
と言われて肩をたたかれた。
それには「もちろん!」って答えた。
それ以外には私はきちんと答える事ができなかった。
それがとっても悔しかった。
里山体験。
子供たちは藤野の子達とすぐに仲良くなったみたいでずーっと遊んでいた。
子供のエネルギーってほんとにすごい。
ボランティアの大学生も元気だ。子供とたくさん遊んでくれた。
食事はなるべく放射性物質の心配がないものを使い、
免疫力が上がる様に、少しでも力になる様にと考えられていた。
たくさん唄って踊って笑った。
ただ里山でゆっくりというのではなく、
いろいろと藤野らしさ!が入ってて、それがとても楽しかったみたい。
応募多数でなかなか希望者全員というわけにはいかない現状だけれど
全国にもっとこういう輪が広がっていけばいいなと思う。

4日目の夕食
おからの肉団子に鮭ちらし寿司
大好評でしたー。
みんなおかわりしてた。

6日の朝ごはん
じゃがいもときびのふかしモッチレラチーズがけとサラダ
モッチレラチーズはモチを使ったチーズもどき。
めちゃんこうまかった。
毎朝ついていた豆乳のヨーグルトも
クセなんてまったくなくとてもおいしかった。
乳製品は悩みどころの為、お母さんたちも作りたいっていっていた。

5日目の夕食は手作りうどん
みんなで踏んで生地から作った。
藤野のおばあちゃんたちが作り方を教えてくれて。
もちろんとってもおいしかった!!

ソーラーパネルでシャボン玉
藤野電力さんから。
ソーラーパネルの発電によりシャボン玉が出てくる仕組み。
いろんな工夫で楽しい事発見。
東電の電気なくてもいろいろできるんだぜ。

遊ぶ子供たち
子供が遊んでいる姿をみると
だから平和がいいのだって思います。
最後に。
藤野自体も汚染がないわけではありません。
本当なら地元の野菜、野草をふんだんに使った料理を
提供したかったとみんな思っています。
特に藤野は野草が芽吹きだした頃で、本当だったら、
と思わずにはいられませんでした。
藤野の野菜・野草の数値はわかりませんが、
今回はなるべく放射性物質がないものをという事でやめたのだと思います。
福島のお母さんたちも近所のびわの葉や野草取りが
できなくなってしまった事もとても悲しい事だと言っていました。
身近にあったささやかな楽しみや自然との繋がりも絶たれてしまう。
とてもつらい事です。
福島のお母さんが言っていました。
それでも楽しい事があるって事にやっと目を向けられる様になってきた。
厳しい状況には変わりが無いけれど
1年経ってやっとそう言える様になったと。
忘れないで考えていこう。
そして時には子供の様にはっちゃけて笑おう。
そのエネルギーが繋がってゆく事を信じて。
お手伝いに行ったけど
私の方がたくさんいろんなものをもらった気がする。
そんな藤野の里山体験なのでした。





















